PETG:密度、印刷温度、PLAより優れている点
密度: 1.27 g/cm³ノズル温度: 230–250°Cベッド温度: 70–80°C
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PETG(グリコール変性PET)は、扱いやすいPLAと気難しいABSの中間に位置する材料です。PLAより衝撃に強く、エンクロージャーも不要で、印刷中の臭いもほとんどありません。この扱いやすさから、メーカー(愛好家)の間ではPLAに次いで人気の高い材料となっています。
主な特性
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 密度 | 1.27 g/cm³ |
| ノズル温度 | 230–250°C |
| ベッド温度 | 70–80°C |
| パーツ冷却 | 30–50%(PLAより弱め) |
| 収縮 | 少ない |
| エンクロージャー | 不要(あっても問題ない) |
密度1.27 g/cm³のPETGはPLA(1.24)よりわずかに高密度です。同じモデル体積であればPETG製パーツは少し重くなり、グラムあたりの材料費もわずかに高くなります。
こんな場面で使う
- 衝撃荷重がかかる機能部品 — ブラケット、締結部品、筐体など。
- 屋外や湿気の多い環境で使う部品 — PETGはPLAより湿気への耐性が高い。
- 食品接触用途 — フィラメントが食品用として明確に認証されており、押出機側のハードウェアも適合している場合に限る(PETGを使うだけで食品安全性が保証されるわけではない)。
他の材料を選ぶべき場面
- 大型パーツで最大限の剛性と寸法安定性が必要な場合 — ABS/ASAの方が予測しやすい挙動を示す。
- 予算が限られており、必要な強度がそれほど高くない場合 — PLAの方が安価で、印刷トラブルも起きにくい。
- 柔軟性が必要な部品の場合 — TPUを検討する。
メリットとデメリット
メリット: PLAより明らかに衝撃・破断に強い、印刷中の臭いがない、短時間の加熱(約70–80°Cまで)にはPLAより強い。
デメリット: リトラクション調整を丁寧に行わないとストリンギングが起きやすい、ABSに比べてやすりがけや機械加工がしにくい、ベッド温度が高すぎると強く貼り付きすぎて取り外し時に破損することがある。
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印刷コストへの影響
PLAよりノズル・ベッド温度が高いため、印刷1回あたりの電力消費はわずかに増えます。密度の差(1.27対1.24 g/cm³)により、同じモデル体積で重量が約2%増加し、同じパーツで材料費も約2%増えることになります。