PLA-Wood(WoodFill):密度・印刷温度・選び方
密度: 1.15 g/cm³ノズル温度: 190–215°Cベッド温度: 50–60°C
0 閲覧数まだ評価がありません· 評価するにはログインしてください
PLA-Wood(WoodFill)は、粉砕した木材やコルクを充填材(通常は重量比20〜40%)として配合したPLA。切断面には本物の木のような質感が現れ、研磨・ステイン塗装・さらには焼き印付けにも対応する。層ごとにノズル温度を変えることで、年輪のような効果を再現することもできる。
主な特性
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 密度 | ≈1.15 g/cm³(木質粒子はポリマーより軽い) |
| ノズル温度 | 190–215°C(低いほど明るい色調、高いほど「焦げた」ような濃い色調になる) |
| ベッド温度 | 50–60°C |
| パーツ冷却 | 50–80% |
| 収縮 | 最小限、通常のPLAと同程度 |
| エンクロージャーの要否 | 不要 |
こんな用途に向いている
- 装飾品、記念品、小箱、フレームなど — 印刷時の質感と生木のような香りが重要な用途。
- 研磨、ステイン/オイル塗装、本物の木のような着色を予定しているモデル。
- ノズル温度を高さ方向で手動制御して年輪のような効果を出す製品(輪切り、花瓶、皿など)。
他の材料を検討すべき場合
- 機械的強度や耐衝撃性が必要な場合 — 木質粒子は材料を脆くするため、通常のPLAや**PLA+**の方が良い。
- 装飾用ではなく機能部品で、寸法の再現性が重要な場合 — 木質充填材は細いノズルでの挙動が不安定になりやすい(詰まりやすい)。
- 金属のような質感と重量が必要な場合 — PLA-Metalを検討する。
メリットとデメリット
メリット: リアルな木の質感と印刷時の香り。本物の木のように研磨・穴あけ・塗装が可能。心地よい触感。
デメリット: 研磨性のある大きめの粒子が0.4mm以下のノズルを詰まらせやすい。通常より脆い。木質充填材は吸湿性が高くスプールの使用期限が短い。
1分で価格を計算
無料の計算機:部品の重量、印刷時間、材料価格——登録不要です。
原価への影響
WoodFillは印刷前のフィラメント乾燥がより頻繁に必要になり(木質充填材はPLA本体以上に積極的に水分を吸う)、ノズルの詰まりは不良率と保守時間を増やす — これは材料費だけでなく労務費として見積もりに織り込むこと。後加工(研磨、ステイン塗装)は、この材料を使った装飾品の原価において独立した大きな項目となる。